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【保存版】知っておきたい!「信書」の基本と正しい送り方

2025.06.18

業務で通知物やDMを送るとき、こんなことを考えたことはありませんか?

  • できるだけ送料を安くしたい
  • 確実に相手に届けたいから追跡サービスを使いたい
  • とにかく早く届けたい

これらを実現するには、発送方法の選択が重要です。
しかし、送る内容が「信書」にあたる場合、決められた方法以外では送ってはいけないというルールがあるのをご存知ですか?
間違った方法で送ると、初回は注意で済む場合もありますが、繰り返すと法的な罰則を受けることも…。
今回は、「そもそも信書ってなに?」という疑問に答えるべく、基本から送り方までを解説します。


信書」とは?簡単に言うと…

信書とは、「特定の相手に対して、差出人の意思や事実を伝える文書」のこと。
たとえば…

  • 「〇〇様へ ご契約内容のご確認です」
  • 「◇◇マンションご入居者様へ お知らせ」

といったように、相手を特定し、その人に向けた情報を記載した文書は「信書」となります。

「信書」に該当するかの見極めポイント

以下のような特徴があると、「信書」に該当します。

  • 相手を特定した表現がある(例:「〇〇会員の皆さまへ」など)
  • 契約や取引に関わる通知が含まれている
  • 内容が「あなたに伝えたいこと」である

一方で、以下のような表現は「信書」に該当しません。

  • 「お客様各位」「地域のみなさまへ」など、特定できないあいさつ文
  • 広告やチラシのような不特定多数向けの内容

たとえばDMは…「信書」?「信書」ではない?

実際のDMでたとえると…

このように、同じDMでも内容次第で「信書」になることがあるので要注意です。

「信書」の送り方…守るべきルールとは?

「信書」を送るときは、決められた方法で送らなければなりません。
主な方法は…

日本郵便で送る

  • 普通郵便(110円/50g以内)
  • レターパックライト(430円/A4サイズ)
  • レターパックプラス(600円/A4サイズ)など

宅配便で送るなら?

使えるのは佐川急便の「飛脚特定信書便」のみとなります。
ヤマト運輸などでは「信書」を送ることはできません。

コストを抑えて「信書」を送るには?

DMを大量に送る企業向けには、料金別納郵便・料金後納郵便というお得な方法もあります。

料金別納郵便

  • 条件:同一料金の郵便物や荷物を同時に10通(個)以上差し出す必要がある
  • 支払い方法:現金または郵便切手で一括支払い
  • メリット:切手を貼る手間を省ける

料金後納郵便

  • 条件毎月50通(個)以上の郵便物・荷物を差し出す必要がある
  • 支払い方法:当月分をまとめて翌月末日までに指定口座へ振込(口座振替も可)
  • メリット:切手を貼る手間を省ける

郵便料金をもっと抑えるには?

バーコード付郵便物・区分郵便物として差し出すと、割引を受けられる制度があります。

バーコード付郵便物

送付物に所定のバーコードを印字することで、郵便料金の割引を受けられる制度です。

  • 割引率:3%(往復はがきの場合は1.5%)
  • 条件:同時に1,000通以上を差し出すこと/支払い方法を「料金別納」または「料金後納」にすること

区分郵便物

あらかじめ送付物を郵便番号ごとに区分(仕分け)してから郵便局に差し出すことで割引を受けられる制度です。

  • 割引率:条件に応じて1%~6%(往復はがきの場合はその半分)
  • 条件:同時に2,000通以上を差し出すこと/支払い方法は「料金別納」または「料金後納」にすること

「これ、信書に当たるかな?」と迷うことは珍しくありません。
表現や宛先の書き方ひとつで信書と判断されるケースもあるため、発送前の確認が重要です。
DMや通知物の発送に不安がある方は、お気軽に弊社にご相談ください。

お問い合わせはこちら

ヤマインターナショナル株式会社

本記事は、DMの発送代行などを行うメールソリューション・ジャパン株式会社 谷口社長にお話を伺いました。

メールソリューション・ジャパン株式会社

東京都と福岡県にオフィスを構えるDM発送代行会社。
DM発送代行のほかにも、郵便決済代行や郵便費最適化コンサルティングを提供しています。
プライバシーマークを取得し、個人情報保護の体制も万全です。

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